直径約14cm 高さ約9.7cm 欅(ケヤキ)
圧巻の美しさです。
このたび、合鹿椀を新たにご紹介させていただくことになりました。
能登の旧柳田村で作られていた合鹿椀は長い間生産が途絶えていましたが、漆器作りに携わる人や研究者、地域の人々たちの協力のもと、昭和30年ごろから再び作られるようになります。
その担い手の一人が角偉三郎氏でした。
角氏は単なる椀の復元ではなく、作り手の精神性や合鹿椀の持つ本質的な意味を理解し、それらを表現しようとしました。
現在は息子の有伊さんがお父様の遺志をしっかりと継がれています。
漆だけを何度も丁寧に塗り重ねた作品です。
合鹿椀の持つ、素朴で力強い美しさをぜひご堪能ください。
※こちらの商品の塗り直しや修理も承ります。お気軽にご相談ください。
※ラッピング・お熨斗についてはこちらをご覧ください。
角有伊 Yui Kado
昭和43年 石川県輪島市に角偉三郎の長男として生まれる
昭和61年 石川県立輪島実業高等学校インテリア科卒業
器の根底を探るため4代目須田菁華に師事
平成7年 常滑にて陶芸活動を始める
各地にて個展開催
平成15年 父主宰の角漆工房にて制作に携わる
平成17年 父の他界により、同工房の責任者となる
以後各地の百貨店・ギャラリーにて個展開催